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アンティークハート
このホームページは模型とその周辺の事柄をネタにしています。



模型日誌  9月 29日 (火)



■今日から新企画です。


東方のガレキフィギュアを造るようになって、

「どうやって完成品を作りますか?」

という、質問が何回かあり、

「フィギュア製作の解説しているサイトがありますから、そこを見てください」

と、言っていたのですが、素人の方には分りにくそうだったので、「いっそ自分でやっちゃえ」と思うようになりました。

なので、唐突ですがはじめます。

初心者のためのフィギュア製作講座

出来るだけ写真を交えて分りやすく説明してゆくつもりです。

疑問や質問などあれば、BBSかメールにて質問してください。

あと、これはオイラの作り方なので、「絶対にこうすべき」といったものではありません。

世の中には、もっと簡単に出来るやり方もあると思います。

そのへんを踏まえて、お付き合いいただければと思います。

あと、相当な画像の量になるので、何回かに別けて連載して行こうと思います。

その方がオイラのモチベーションも保てるしね。

ではスタートです。


■ 初心者のためのフィギュア製作講座 第一回

初めに。

趣味というのは何でもそうだとは思うのですが、模型(ガレージキットに限定しても)には、それなりの「お金」と「時間」と「手間」がかかります。

あんまりお金が掛からないように説明しますが、掛かります。

全てを揃えてから始めるのではなく、家庭にあるものを駆使したりして、どうしても足りないものだけ買うようにすると良いと思います。

ここで紹介する道具や材料はオイラが15年以上かけて集めたものです。

初期投資は必要ですが、自分に本当に必要なものだけ買うようにすれば、サイフに優しくなれます。

ちなみに、「全部無いと出来ない人」は、「全部揃ってても出来ない人」だと思っています。

各人の創意工夫に期待します。

では、はじまりはじまり〜。


■まずはキットを用意します。

模型専門店や、イベント、ネット通販などで入手できます。

練習と割り切るならば、知り合いのモデラーからぶん取って来るとか、中古店で投売りされているのをねらっても良いでしょう。

イキナリ上手に作れる人なんていませんから。ええ。

ココでの題材。




1/8因幡てゐ。ウチのキットです。手前味噌です。

もともと初心者向けのパーツ構成や、価格になっているので、オススメです。






まずは袋から出してパーツチェックです。

パーツリストや完成写真などと照らし合わせて、不足がないかチェックします。

足りない部品があったり、大きく破損している部品があれば、販売元に問い合わせて送ってもらいましょう。






取り回しをしやすいようにランナー(棒状の部分)からパーツをニッパー(後述)で切ります。

いきなりパーツギリギリではなく、少し余裕を持って切ります。最低でも1mmくらいは余裕を持ちましょう。

ギリギリにするとパーツ側に『欠け』を生じてしまうことがあるからです。






ガレージキットフィギュアのパーツ表面には、まず100%離型剤というものが付着しています。

透明ですが、触ると「ヌメッ」としています。これはシリコンの型から複製しやすくするもので、どうしようもありません。

ですが、このままだと接着剤も塗料もはじいてしまいます。

模型店などで売っている離型剤落としを使います。

タッパーに入れて、パーツがひたるまで注ぎます。

オイラの使っているのは「ガイアノーツ」の「レジンウオッシュ」。

低価格ながら十分な性能が魅力です。1000mmlで1500円くらい(少量タイプもあります)。

昔はこんな良いものが無くて、台所洗剤でゴシゴシ洗ってたのです。パーツが度々行方不明になるのです。

パーツを無くす事がないのと、楽なので、こっちで。

離型剤落としは何度か使いまわし出来るようです。経済的〜。

結構なイキオイで揮発してゆくので、換気は十分にして下さい。フタをしておくと良いのか。

スカートのパーツ、漬かりきらないので、途中でひっくり返します。






説明書では10分、スカートをひっくり返したので都合20分漬けたら、適当な箱にパーツだけすくって置きます。

「パーツを処理した後は軽く水洗いして下さい」と説明書にはあるのですが、オイラ一度も水洗いとかしたことがありません。






さて、パーツが乾いたら、ゲートの処理です。

ゲートというのはランナーとパーツの間の部分。

写真(うさみみのパーツ)でいうと、上と下に出っ張っている部分。今回は下の部分で解説。






まずはニッパー(写真)で処理します。

オススメはタミヤの薄刃ニッパー、2200円くらい。片刃(刃の断面が『レ』のようになっている、切り口がキレイに仕上がる)がイカス。

高いけど、それに見合う性能。使いすぎてスプリングが取れてしまってます。

とりあえず模型用ならばどのニッパーでも良いと思います。出来れば刃の部分が小さい方が作業しやすくて良いです。






ニッパーでゲートをカット。

ギリギリではなく、0.5mmくらい残すイメージで。




アートナイフ(写真はOLFA製450円くらい?)で残った部分をカットします。

薄く、そぎ落とすように。刃は外側から中心に向けて。ちよっとずつカット。

写真では説明しにくいので、ここは図解で。




とにかく一度にやらず、「ちょっとずつ」が基本です。




紙ヤスリ(ペーパー)でヤスって周りとなじませます。

使っているのはタミヤのペーパー400番(120円)

買ってきたそのままだと、使いにくいので写真のように細切れにしておいてます。




ペーパーを使った所は必ずハブラシなどで粉をクリーニング、除去しておきます。

おや、気泡が見えますね。気泡処理は後日。




脚の付け根。ゲートが入り込んでます。




こういう所には彫刻刀でゲートをカット。

写真はパワーグリップの平刀。刃幅3mmタイプ。400円くらい。

彫刻刀は何本かあると便利ですが、一度に買うと高いので、必要に応じて揃えれば良いでしょう。




下腕のパーツですが、指の部分に都合大きなゲートがあります。どうしましょう。




まずは、ニッパーで大まかにカット。




つづいてアートナイフで前後をつなぐように余分な部分をカット。




指の際に来たら慎重に、ちょっとずつ。




最後はペーパーで仕上げます。




ひととおりゲートの処理が完了しました。

今回はココまで。

次回は軸打ちして、仮組みまで行きます。

ホントはゲート処理とパーティングライン処理(第3回で説明します)を同時に行った方が、効率は良いのですが、まずは立ち上がるのを優先してます。

第2回に進む。

質問があればBBSかメールにてどうぞ。








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